基本情報
名称: 御嶽山古墳(みたけさんこふん)
場所:東京都世田谷区等々力1丁目18番
墳形:帆立貝式前方後円墳
製造時期:5世紀中頃
大きさ:全長54m、後円部直径40m、高さ7m
出土品:七鈴鏡、鉄製短甲、鉄製武器
周辺環境及び詳細
訪問時のブログ「世田谷区等々力渓谷と周辺の古墳を散策する」>>
地域で残っているうちの最大級の古墳、野毛大塚古墳につぐ規模を持っています。
築造年代は野毛大塚古墳よりも50年程古いと考えられています。
等々力渓谷から近いので、散歩に調度良い古墳です。
階段がありますが鉄格子の扉があり鍵がかかっているので中には入れません。
御嶽山古墳は玉川の左岸、標高31mの舌状台地の先端部に位置しており、西側には等々力渓谷を臨んでいます。
世田谷区野毛から大田区田園調布にかけて多摩川左側の台地縁部一帯には連なるように50数基から成る在原台古墳群が形成されており、本古墳はこのうちの一つです。
西側には野毛大塚古墳(都指定史跡)があり、これに次ぐ規模を有しています。
全長57m、現在高7mを測り、野毛大塚古墳と同じく帆立貝形です。
河原石による葺石、円筒埴輪を伴い5世紀後半から6世紀中葉の築造と考えられています。
学習院大学の調査によって埋葬施設でえある内部主体は木棺を粘土で覆った粘土郭であると推定されています。
副葬品として、内行花紋を文様とする七鈴鏡(都指定有形文化財)、短甲、直刀などが出土しており、特に短甲は二領分(二人分)の破片があり、その製作時期が5世紀後半に位置づけられます。
参考文献:東京都委員会
古墳ギャラリー
アクセス
井町線「等々力駅」下車 徒歩10分
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