名称:四軒在家古墳群1号墳(しけんざけ)
周辺環境及び詳細
青柳古墳群の一部、四軒在家古墳群1号墳。
四軒在家古墳群は平成13年に発掘調査が行われ10基の古墳が確認されました。
10基もの古墳が一度に発掘された例は都内にはなく、国立市のみならず、この地域の古墳時代の歴史を解明するうえで大変貴重な発見となりました。
開墾などで墳丘はすでに失われていましたが、多摩川の川原石を積み上げて作られた”川原石積横穴式石室”を確認することができました。
また精機室からは直刀や鉄鏃の武器、玉類の装飾品が多数出土しました。
これらの出土品は市指定文化財となっており、くにたち郷土文化館に収蔵されています。
古墳の被葬者は作られた時代と古墳の内容などからこの地域の首長クラスの権力者と考えられています。
1号墳の石室はもとは別の場所にあったものを、保存の為この場所に移築。
現在は四軒在家公園内にあります。
この石室は玄室と羨道が造られていましたが、通常玄室と羨道の境目は、石(樒石)によって塞がれていることが多いのですがこの古墳では樒石(しきみいし)は確認されなかった。
公園内の石室の周りの赤く塗られている部分は、周濠を表しているのだそう。
古墳ギャラリー
電車:JR矢川駅から徒歩700m
モノレール万願寺駅から徒歩30分(2Km)
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