山本ミサンザイ古墳(やまもとみさんざいこふん)
場所:奈良県橿原市大久保町
墳形:円丘
製造時期:???
大きさ:周径100m、高さ5.5m
出土品:土器、丸木、瓦(文久三年)
墳形:円丘
製造時期:???
大きさ:周径100m、高さ5.5m
出土品:土器、丸木、瓦(文久三年)
宮内庁治定「神武天皇陵」
周辺環境及び詳細
山本ミサンザイ古墳は宮内庁によって初代天皇「神武天皇」の陵墓として治定されています。
近くには神武天皇を祭る「橿原神宮」もあります。
「ミサンザ イ」とは天皇陵を意味する「陵(ミササギ)」がなまって「ミサンザイ」になったのではないかといわれています。
そのため「ミサンザ イ」と呼ばれる古墳は全国に多数あります。
全国のミサンザイ古墳と区別するために、「山本ミサンザイ古墳」、「四条ミサンザイ古墳」などと呼ばれています。
別名「畝傍山東北陵(うねびの やまのうしとらのすみのみささぎ)」。
元は神武田(じぶでん)と呼ばれる場所にあった小さな塚を、文久三年からの調査によって初代神武天皇陵に比定した後、大正期にかけて現 在の規模まで改修して陵墓としたものです。
神武天皇陵の治定が行われた文 久三年は江戸時代末期で尊王攘夷の号令の下、幕府に敵対する勢力が天皇家の権力を高めようと励んでいた時期です。
そのため過去の天皇たちの陵を特定し整備しなおそうという活動が行われていました。
中でも神武天皇は始まりの王。
最重要天皇陵です。
現在の場所以外にも、神武天皇陵の候補地は他にもいくつか合ったようですが、最終的には現在の場所に決定しました。
この頃、調査と「修陵」が行われたようです。
修陵の際に出土したと言われているのが、瓦、丸木、そして年号の入った土器。
神武天皇陵であれば紀元前 585年近くの築造であるはずですが、そもそも墓であるかどうかも不明です。
古墳ギャラリー
アクセス
電車・バ ス:電車・バス:近鉄:「畝傍御陵前駅」徒歩10分 「橿原神宮前」徒歩20分 JR「畝傍駅」徒歩15分
(車ルート は東京から)
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