都塚古墳|奈良県明日香村 ~日本のピラミッド~

 基本情報

都塚古墳
都塚古墳

場所:奈良県高市郡明日香村大字大字阪田小字ミヤコ938番地

墳形:方墳(階段状)

製造時期:6世紀後半

大きさ:1辺約42m、高さ約4.5m

埋葬施設:両袖式横穴式石室

棺形状:刳抜式家形石棺、木棺(非現存)の追葬が推定される

副葬品:鉄製品、土師器、須恵器、瓦器(盗掘のためほぼなし)

被葬者:蘇我稲目ではないかという説が有力

駐車場・トイレ:ナシ


古墳の詳細情報

蘇我馬子の墓ではないかと目されている「石舞台古墳」の南南西東の高台に位置するこの古墳は2015年の明日香村教育委員会と関西大学の調査で「階段状」であることが確認された。階段状の状の方墳というのは極めて珍しく、古墳界をざわつかせた。

段築は計6段以上(1段は高さ30~60センチ)あり、内部まで拳大~人頭大の石を充填して石組みを補強。水平面には土を厚さ20~30センチ敷いて石を隠し、外観を整えてあった。

階段部分は石を積んで作られており、外部だけでなく、内部まで石が積まれていた。国内で同じ例は発見されてはいないが、、5世紀頃に高句麗・百済で作られた階段状積石塚の零はあるため関連性があるのではないかとされている。

埋葬者は蘇我馬子の父・蘇我稲目ではないかといわれている。

都塚古墳ぎゃらりー
都塚古墳ギャラリー

【アクセス】

・近鉄「橿原神宮前駅」東口(バス)18系統[橿原神宮]和田町西行「鳥庄」下車 徒歩12分

・近鉄「飛鳥駅」赤かめ[16]橿原神宮前駅東口行「石舞台」下車 徒歩10分

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