藤ノ木古墳 |
古墳基本情報
場所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西2丁目
墳形:円墳
製造時期:6 世紀後半
大きさ:直径50m以上
石室:横穴式
近くに資料館あり
古墳の詳細情報
1985年の調査で未盗掘の古墳だということがわかり、俄然注目度が上がりました。石室からは馬具、鎧、武器、土師器と須恵器等が発見されています。石棺は二上山白色凝灰岩を使った刳抜式で、箱形の身と屋根型の蓋を別々に造り、合わせたもの。石棺は朱が塗られていました。石棺の復元を近くの斑 鳩文化財センターで見ることができます。
石棺には荒らされていない被葬者2名。(男性)
大刀、鏡、金銅製冠、沓など豪華な副葬品が発見されました。
被葬者は?
北側に 17~25歳の男性、南側は年齢を特定できないのですが、男性の可能性が高いといわれています。法隆寺に残る記録には、「ミササキ」「ミササキ山」と記されており、崇峻天皇陵と記すものもあるそうです。皇族、膳氏、蘇我氏、物部氏など、色々な説が考えられていますが、「穴穂部皇子と宅部皇子の合葬説」が有力とされているそうで す。
ここからは個人的意見ですが、男同士の合葬というのは少し不思議な気がします。
どうせ一緒の石棺に入るなら、美人さんにお願いしたいところです。はやりのBL古墳でしょうか。江戸時代は男色・衆道と呼ばれ個人 の嗜好として受け入れられていました。平安時代もBLに寛容だった可能性も大いにあるでしょう。
近所の斑鳩文化財センターで、発掘当初の石棺内部模型を見ましたが、何とも手狭な印象です。
どちらかが、急死してしまい、急遽一緒にしてしまえということにでもなったのだろうか、と考えてしまいます。
石室には入ることはできませんが、ガラス扉になっているので、中を覗くことが できます。人が近づくと灯がつく自動式。ただこの灯、保存の為か、光が弱すぎて、最初付い ていないかと思ってしまいました。訪問したのが夏だったので湿気がすごいようでガラスが内側から曇っていました。
藤ノ木古墳うらがわ |
藤ノ木古墳石室 |
【アクセス】
電車:JR 法隆寺駅 北口を出て徒歩20分程度
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