平将門の墓？大日山古墳-茨城県取手市

茨城県の玄関口。取手市。昔は一体海だったらしく畑を掘ると貝や土器の破片が出てくる。平の将門ゆかりの地がいくつか残るこの地の岡台地には古墳が数基残っている。

大日山古墳

名称：大日山古墳（だいにちやまこふん）

場所：  〒300-1546 茨城県取手市岡１１７９

墳形：円墳

製造時期：６世紀頃

大きさ：直径18m、高さ2.8m

地元では昔から平将門の墓として大事にされてきた。近くには桔梗塚もある。しかし平将門の生年は9世紀終わり頃から10世紀初めとされているので古墳の時期とはあわない。

入り口には鳥居がありなんと大きな巨大古墳だ！と思うかもしれないが、それは自然の岡で、古墳は神社の階段を上がった社が乗っかっている部分だけになる。

ーーーーー現地案内板から抜粋ーーーーー

この古墳は岡台地の先端に造営された古墳 で、高さ約二・八メートル、直径十八メート ルの美しい円墳である。この古墳は未発掘の古墳で副葬品等は不明である。かつてこの付近から各種玉類・鉄等が発見されたが、築造年代は古墳時代後期でないかといわれている。 中・近世になって大日信仰が盛んになると、この墳丘に種々の石碑や石仏の類が建てら れたので、大山の名はそれによってつけられたものであろう。 現在この墳上に岡神社が創建されている。

ーーーーー抜粋ここまでーーーーー

仏島山古墳

名称：仏島山古墳（ほとけしまやまこふん）

場所：  〒300-1546 茨城県取手市岡９３２

墳形：円墳

製造時期：6世紀後半

大きさ：径30mあったらしいが今はのこっていない

--------現地案内板より-----------

美しい円墳で墳丘も高かったと言われるが、過去二回に 亘って古墳の土砂を採取したので、その形状は明確には判明しない。しかしながら周囲の状況等から判断して、これは径約三十メートルの円墳と推定される。また、物の土状況から判断してこの墳丘は埴輪円筒をめぐらし、 その上を美しい埴輪で飾った整然たる古墳であったと想像される。 本古墳の築造年代は、六世紀(今より約一四〇〇年前) のものであることが判明した。

なお、明治二十八年学校敷地造成のため、土砂を採取し た際に、石都・骨片・刀剣・曲玉・鉄・埴輪・埴輪円筒等 出土したが、この多くは現在の国立博物館に納入された。 また、昭和八年岡堰改良工事のため土砂を採取した時、 埴輪四、円筒埴輪を出土したが、それは国立博物館に納入してある。

本古墳に仏島山の名称がつけられたのは、古墳の周囲には堀をめぐらし一大島状をなしていたが、その後、中世に なって墳丘上に仏像や石塔等が建立されてから、仏島の名が出たものといわれる。

-----引用ここまで-----

昔は島状になっていると説明されていが現在は北側は民家と道路。しかし南側からみると田圃にかこまれており、島の様になっている。