毎年なぜ同じ過ちを犯してしまうのだろうと反省する。夏の暑さも収まり、天高く晴れの日に恵まれる9月は人間にとって行楽日和同様、虫にとっても繁殖の季節。藪に潜む虫たちの活動が最も活動的になる季節。去年は9月の古墳巡りで毛虫に襲われ、おととしはスズメバチに襲われかけた。
しかし、忘れて、また行ってしまった。秋の古墳めぐり。
だって5連休ですよ!?古墳見ずしてどこに行くんですか。
本日のルート
梵天山古墳群→星神社古墳→権現塚古墳→白河内古墳群2号→権現山古墳→真崎古墳群
|梵天山古墳群
まずはメインの梵天山古墳(ぼんてんやまこふん)へ。舟塚山古墳に次ぐ茨城県第二位の大きさを誇る前方後円墳です。宝金剛院の裏手にあります。
横から撮影。まさに重厚長大
|
1号墳のすぐ隣にある13号墳 |
主墳の周りにも古墳が点在しています。2号墳。円墳別名「阿弥陀塚」
分布図によるとここに9号墳があるはずですが・・・一面畑です。
ここまでは良かったんですよ。整備されているのでそんなに虫も気にならなかった。
1号墳の周りに点在している古墳を探しに入った先は深いヤブだった・・。とんぼやら蚊やら謎の虫やらが目の前を行き交っている。腐海に入ったナウシカのような絵だった・・。
|
3号墳 大き目の円墳 |
|
4号墳 |
|
12号墳 |
|
8号墳「天神塚」 |
8号墳「天神塚」は既に墓地へと変わっていた。
いや、元から墓地なんですが、仏式の墓地に変わったというか・・。
梵天山古墳群から自転車で約10分程度走ったところにある星神社へ。
|星神社古墳鹿島神社古墳
季節は稲刈真っ盛り。 黄金色の中にそびえ立つ姿は神々しい!なんと立派な前方後円墳!
|
星神社古墳 鹿島神社 |
なんと立派な前方後円墳!
あれ、鹿島神社って書いてある?
星神社じゃないのか?と思いつつ撮影。
|
本殿 |
|
前方部 |
神社の向かいにモリッとした山と鳥居が見える。
あれも絶対古墳だろうと思って近づいていくと「星神社」の文字。あ、こっちが本物か!えーーじゃぁさっきのはただの鹿島神社?横から見ると前方後円墳に見えたんですが・・立派なクビレもあったのですが。家に帰って調べてもそんな記述はなかったのでただの丘の上に神社が建っているだけのようした。
すごい前方後円墳に見えたんだけどな。
【本物】星神社古墳
星神社から車で10~15分程度いったところにある2基の前方後円墳に会いに行きます。
|現塚古墳
なんとラブリーな古墳さんでしょう!まるっ もふっ
|
前方部から撮影 |
近年稀に見るかわいらしさっ。これは今の季節に会いに行ってよかった。草木が枯れた冬だとこの可愛らしさは失われてしまう。
「古墳の何が良いかわかんな~い」
とか言う女子にはこの子を見せてあげると良いかもしれない。
|門部白河塚古墳
権現塚古墳から5分程度のところにある門部白河塚古墳へ。
|
門部白河塚古墳 |
こちらも個性が強いです。毛足の長い円い植物が全体を覆っていて例えるならヨークシャーテリアの様な立たずまい。モダンですね。
|
前方部から撮影 |
ひたちなかの古墳は個性豊かです。ひたちなか市に別れを告げて、東海村へ移動。
|権現山横穴墓
権現山古墳へ行く途中にある横穴墓
|権現山古墳
横穴墓のすぐ近く権現山古墳へ。原子力研究機構独身寮に囲まれています。
埴輪に特徴があり茨城県では唯一格子目タタキという文様を持つ埴輪が出土しているそうです。
|真崎古墳群
権現山古墳の裏に真崎古墳群が広がっています。円墳、方墳、前方後円墳が合計8基あり、古墳の見本市のよう。
|
古墳公園の地図 |
|
公園内の歩道。竹がおしゃれ |
|
内部も古墳に沿って遊歩道が |
|
真崎古墳群1号墳 |
|
真崎古墳群2号墳 円墳 平べったい
|
真崎古墳群3号墳 円墳 |
|
|
真崎古墳群4号墳 円墳 |
|
5号墳 前方後円墳 |
|
5号墳後円部 |
|
6号墳 円墳 |
|
7号墳 円墳 |
|
8号墳 方墳 |
8号墳と7号墳の間は除染土保管場所になっていました。
東日本大震災はまだ終わっていないと実感。
1日遊べる、むしろ時間が足りない、ひたちなか・東海村巡りでした。